吉原宏太選手が日本代表に選出、コンサドーレ札幌から初の現役日本代表選手が誕生

 日本サッカー協会は、この日、五輪日本代表として五輪一次予選日本ラウンドに参加している吉原宏太選手のA代表への昇格を発表した。コンサドーレ札幌にとって初めての現役代表選手誕生となった。これをうけて、吉原選手は、南米選手権(コパアメリカ)に参加するた、パラグアイに入った日本代表チームに合流するため、6/30に日本を発つ。南米選手権は、6/29に開幕(日本時間6/30)、一次リーグは7/6まで三試合。決勝トーナメントは、7/11~7/19となっている。

 今回の召集は、既に参加していた中山雅史(FW;磐田)選手が、先日行われたボカジュニアーズBとの練習試合中に右目眼窩底骨折し、南米選手権の欠場が決まったことによる。当初、代役は柳沢敦(FW;鹿島)選手と見られていたが、五輪予選での活躍を評価された吉原選手に決まった。中山選手の代役としての緊急召集だが、吉原選手がコンサドーレ札幌に入団していた時から、口にしていた“日本代表が夢”というのがついにかなうことになる。

 南米選手権(コパアメリカ):隔年で開催される南米サッカー連盟(CONMEBOL)加盟の10カ国による選手権大会。今年で、39回を迎える。93年の大会から、南米以外のチームも招待して行われるようになった。今大会は、当初、メキシコとアメリカが招待されていたが、このうちアメリカが辞退したため、フランスW杯での戦いぶりが評価された日本が招待されることになった。今大会は、4チームが三つのグループに分かれて戦い、上位二チームと、三位チームの中から成績のいい二チームが決勝トーナメントに進む。日本は、開催国パラグアイ、ペルー、ボリビアと同じAグループ。