来季コンサ監督に岡田武史氏が就任

 この日、札幌市内のホテルで、来季コンサドーレ札幌の監督に先の日本代表監督を務めた岡田武史氏(42)が就任することが、正式に発表された。記者会見で、岡田監督は、札幌を選んだ理由として、「若いチームで色が付いておらず可能性がある」、「北海道という土地柄と人々の優しさに惹かれた」、「北海道には地域に密着したスポーツクラブができる土壌がある」の三点を上げた。

 来季への抱負として、「拓銀がつぶれたり、元気がないと言われる北海道。チームが頑張ることで、少しでも元気付けられるように頑張りたい。再来年にはJ1に戻り、応援してくれる人達を裏切らないようにしたい。二年契約だが、来年一年が勝負だと思っている」。来季J2から再びJ1昇格を目指すことになった札幌は、岡田監督のもとで、新チームとして出発することになる。同氏との契約は、二年契約、推定年棒4千万円。

 岡田武史(おかだたけし):大阪市出身。早大-古河電工。日本代表としても活躍したDF。ジェフ市原のコーチを経て日本代表コーチに就任(94年)。97年W杯仏大会予選期間中に解任された加茂周監督のあとを受けて、代表監督に就任。日本をフランスへ導いた。本大会では、三戦全敗で予選リーグ突破はかなわなかった。本大会後に代表監督を辞任。理論派の監督。