サポーターによる活動の紹介10: 『赤いビニル袋大作戦』

Jリーグも、1stステージの折り返しをすぎました。これまで、スタジアムに行かれた方は、赤いビニル袋を振っている人達を見たり、ビニル袋をもらったりしたことがあると思います(写真:4/4ガンバ大阪戦ゴール裏)。これ、コンササポーター有志が中心になって展開している活動です。特にプロジェクト名があるわけではありませんが、「赤ごみ袋を振ろう!」キャンペーンと以前は呼んでいました。

この活動を主催しているお一人、コンサドーレ札幌OSC”always”代表の坂田義徳さんはこう呼びかけています。「すでにお気づきかと思いますが、赤いごみ袋を振ろうキャンペーンを展開しています。去年の東ガス戦に登場した、白い恋人赤黒ポンチョに変わる手段として,昨年から一部に公表していました。今後、赤ごみ袋を振っていこうと思っています。皆さんも、赤ごみ袋を探して一緒にゴール裏、スタンド問わず、振りましょう。」

現在、この活動は、複数のOSCが協力して行なわれています。このゴミ袋は、サポーターの人達が自腹を切って購入しているので、できれば、スタジアムを訪れる人が各自購入してもってきてほしいとのこと。

この活動、もちろんコンサドーレのチームカラーである赤色でスタジアムを埋めてしまおうという発想から来ています(黒はどうしたんや?とは聞かないで)。発案の元は、昨年、日本代表サポーターが企画した、国立大作戦「作戦名:青い波」。テレビなどでもとり上げていたので、ご存じの方も多いと思いますが、W杯アジア予選の試合、国立競技場で、青いゴミ袋を振って、スタジアムを青一色に染めてしまおうといもの。この活動にヒントを得て、「赤ごみ袋を振ろう!」キャンペーンが企画されました。当初、赤いゴミ袋なんてあるんかいな?という声もありましたが、実際調べてみると、売られていることが判明しました。

このゴミ袋作戦、Jの他のチームも真似していて(コンサドーレの真似という意味じゃないですよ)、平塚は黄緑のゴミ袋、神戸は黒のゴミ袋で応援しています。クラブ側が積極に推進している所もあり、柏はスタジアムで柏のロゴ入りのレモン色のゴミ袋をクラブが配っていたりしますし、清水はこの前の静岡ダービーで黄色いゴミ袋を1万枚用意したとか。韓国ナショナルチームサポーターも赤いゴミ袋を振っていますね。確認できていませんが、他にも実施しているクラブがあると思います。


上二枚の写真:4/25平塚戦で、赤いビニル袋を振るサポーター


赤いゴミ袋

赤いゴミ袋なんてあるんかいな?とお思いのあなた、札幌市内にはちゃんと売られています。どこにでもあるという代物ではありませんが、いくつかのお店で確認されています。販売確認店は以下のとおり(98.4月現在)。価格は、変動する可能性が十分にあります。

  • 東急ハンズ札幌店4F(少々色が薄い)10枚320円
  • ホーマック(色が濃い目)10枚220円
  • トントン館(色が濃い目)10枚288円

などですが、他にも探せば見つかると思います。黒や青のゴミ袋と同じで、何枚かが一袋になって売られています(10枚1袋?)。黒や青のゴミ袋に比べると少々割高なのが玉にきずですが。

このゴミ袋の使い方、別に決まっているわけではありませんが、みなさん、大抵は膨らまして使用していますね。代表サポーターが国立大作戦で使用したときは、作戦名が「青い波」と呼ばれていたように、ウエイブの時、ビニル袋を振ってもらっていましたね。この時は、膨らませても良かったですし、膨らませずに両手で端を持って、そのまま上に持ち上げてもらったりしていました。コンサドーレの場合、まだウェイブで、このゴミ袋が波のようになっているシーンはまだ見たことがありませんね。
また、雨が降ったり、寒いときは、穴を開けてかぶってもいいですし(結構温かいんですよ)、帰るときは、本来の使い方、ゴミを入れて帰りましょう。スタジアムはきれいに、これ、サポーターの基本です。

上二枚の写真:5/9市原戦で、赤いビニル袋を振るサポーター