テレビ中継に思うこと

 やっぱりJに上がると違いますね。今季1stステージのコンサドーレの試合のテレビ中継は、全17試合のうち、ほとんどの試合にあります(今後追加の可能性もあり)。とりわけ、地元(道内)テレビ局の頑張りが目に付きます。

 他のチームを見回してみると、関東、関西などの放送地域に複数のチームが存在してしまう地域では、放送局が特定のチームの試合だけを放送することができないので(放送局には公共性や公平性が求められる)、札幌のようにはいかず、放送が少なくなってしまいます。その点では、札幌の放送局の姿勢はホントありがたいですね(感謝、感謝(^^)。

 でも実を言うと、ホームで行う試合は生中継して欲しくないところです。つまり、厚別で行う試合は札幌では生中継しない(札幌以外では生中継してほしんですけど。また、札幌でも後で放送する録画はいいんですが)。また、室蘭で行う試合は室蘭では生中継しない。いわゆる大リーグ方式といわれるやつで、ホームタウンではホームゲームを生中継しない、っていうことを、地元のテレビ局にはお願いしたいですね。そうじゃないと、スタジアムに行く人が増えない。

 実際は、かなり難しいとは思います。テレビ局も商売だから、同じ放映権料を払うんだったら、視聴者の多い札幌地区で生中継をしたいわけで(これが一番視聴率が稼げる)、実現するのは無理だろうな。さらに、札幌では生中継しないのに道内の他の都市では生中継するなんてのは、ほとんど無理ですね。ようするに、距離的に行ける人はスタジアムに行って見る。行けない人のために生中継する、ということをテレビ局の人達にはお願いしたいわけで。でも、こんなめんどくさいことしてくれる放送局は現れないんだろうな。

 昨今の、テレビ放映権料の収入に与える影響は大きく、プロスポーツ界(アマもそうですが)では、放送業界との繋がりなくして経営はなりたたない。最近では、イタリアのセリエAも慣行をかえて、ホームゲームをホームタウンでも生中継するようになってしまいました。世の中の流れなのかも知れませんねえ。