レプリカユニのチューンアップ

97JFL前半戦、好調な成績で終えたコンサドーレ。サポーターの意気もあがろうというもの。ところで、スタジアムで応援しているサポーターが身に着けているユニフォームが、コンサドーレのレプリカユニフォームであることは、皆さん知っていると思います。でも、よく見ると、びみょーな違いがあることを、ご存じでしたか?

普通、レプリカユニと言えば、コンサショップ等で売られている、11000円の、半そでのユニフォームのことを言います。でも、これ、実際に、ピッチの上で選手達が着ているユニフォームとは、まったく同じじゃないんですね。そう、スポンサーのロゴが入ってない。

ノーマルなレプリカユニフォーム:
胸にはコンサドーレ札幌のロゴが入っている。 左胸のConsadoleエンブレムと、右胸のPUMA のロゴは、最初からついている。モデル:OSC 「コンサドーレ寄り」応援団長の植松さん。
ノーマルなレプリカユニフォームの後ろ姿:
背中は何も無し。左肩にも何も入っていない。 モデル:OSC「コンサドーレ寄り」応援団長 の植松さん。

ショップで購入するユニには、胸にConsadole Sapporoのロゴマーク。その上に、コンサドーレのエンブレムとPUMAのマークが入っています。背中にはなにもなし。でも、ピッチを走り回る選手の胸には、コンサドーレのエンブレムとPUMAのマークは同じでも、そこには、Consadole Sapporoのロゴマークではなく、黄色のHUDSONの文字。背中には、サッポロビールの白い文字。左肩には、石屋製菓の白い恋人のロゴマーク。さらに、右肩には、2002年W杯のロゴマークが。

チューン済のユニフォーム:胸にはHUDSON、背中にサッポロビール、左肩には白い恋人のロゴが入る。モデル:OSC「コンサドーレを応援する札幌市職員の会」応援団長の山本さん。

もちろん、レプリカユニには、背番号もついていない。最近では、ショップで買ったユニに、背番号をいれてくれるサービスもはじめたようですが、まったくそっくりじゃなきゃいやだ、と思うサポーターは、買ったレプリカユニを、自分でさらにチューンアップします。

ユニフォームのチューンアップは、スポンサーのロゴを入れることに終始する。すなわち、これらのロゴをオーダーメイドで注文し、アイロンプリントしてもらうわけである。これらのオーダーメイドを扱っているショップによれば、プリント代は、一つおよそ1000円ほど。背番号や胸の番号は、既製品を使えるので、500円ほど。この値段で全部できれば、

  • HUDSON、サッポロビール、白い恋人、2002W杯:計4000円ほど
  • 背番号、胸の番号:計1000円ほど

で、合計5000円ほどになるわけであるが、実際はこれだけではおさまらない。何故かというと、胸のHUDSONのロゴ。この位置に、すでにレプリカユニを買った段階で、Consadole Sapporoのロゴが入っているからである。この上に、黄色地のHUDSONロゴを、プリントするのであるが、一回プリントしただけでは、下のConsadole Sapporoのロゴが透けて見えてしまうのである。そのため、この部分だけ、黄地にあたる部分を何回も厚塗りするので、HUDSONのロゴ部分だけ7000円ほどかかるらしい。

チューンアップレプリカユニ各パーツ

胸には『HUDSON』 背中には『サッポロビール』
左肩には『白い恋人』 右肩には『2002年W杯』

以上のような理由で、市販されているレプリカユニを、選手が着ている広告スポンサーロゴ入の完璧そっくりバージョンに仕上げるためには、11000~12000円程かかることになります。ほとんど、完璧なレプリカユニを仕上げるには、ノーマルなレプリカのほぼ二着分のコストがかかります。それでも、我らがコンサフリークは、レプリカユニにこだわる。でも、ホントはよく見ると、色合いなどが微妙に選手の着ているものとは違うらしい。これは、オーダーメイドで作ってもらった所為だとか。選手のユニをプリントしているところではないらしいので。でも、その違いは、大抵の人には見分けのつかないほど、ホントに少しの違いですけど。上記四つの写真と、選手達が来ているユニフォームでのプリントロゴとの微妙な違いがわかります?。