札幌ドームは冬期天然芝が使えない仕様に

 将来、コンサドーレ札幌のホームスタジアムになる予定の札幌ドーム*のコンペが来年1~2月に行われるが、札幌市が企業に提示している仕様書では、札幌ドームは冬期(12~3月)は天然芝を使わないことが前提になるようだ。17日開かれた札幌市市議会で明らかになったもので、同市建築局長の発言によると「冬期も天然芝を利用することになると膨大な費用がかかる」とのこと。札幌ドームは天然芝と人工芝、コンクリート床の三種を使えるような設計にする予定だが、冬期間、天然芝が凍らない仕様にすると費用がかかることから、札幌市はコンペ参加企業に冬期間の天然芝利用は想定しなくても良いと通達している。同時に、今後、Jリーグが欧米並に10月開幕になるのに備え、この概算費用を参考として提出するように求めている。

*注:札幌ドームとホワイトドームは同じものを指しています。