[第二十五節]in刈谷:デンソー戦

以下の記事は観戦記ではありませんが、試合内容をまとめたものです。


☆札幌は大量4得点でデンソーを難無く撃破。

10月から日本電装から社名が変更したデンソー(DENSO)のホーム刈谷での 試合、ホームのデンソーのスタメンはGKに木場、DFは井上、林英希、井口の3 バック、中盤は木村、神田、阿井、堀弘和、柳澤、2トップに小野と小林の3―5 ―2のフォーメーション。
対する札幌のスタメンはGKンイ白井、DFは右から三浦、中吉、後藤静臣が出 場停止のため替わりに冨樫、左に村田達哉の4バック、中盤はパベル、浅沼、後藤 義一、久々の登場のオテーロ、2トップに金鍾成と吉原の4―4―2のフォーメー ション。
試合は雨上がりでグラウンドが幾分ぬかるんでいる状態ながら、札幌は積極的に 攻めて17分、パベルがドリブルから後藤義一へパス、後藤義一がゴール前中央に 引くパスを出して、そこへゴール前詰めてきた浅沼が左足でシュートして先制。そ の後も札幌はオテーロや吉原を中心にデンソーを攻めるが、デンソーもカウンター から堀弘和のセンタリングを最近好調の小林がヘッドで決めて同点に追い付く。
しかしそのすぐあとの40分、吉原がゴール前ドリブルで切れ込んだところでデ ンソー守備陣が痛恨のファウルでPK、蹴るのはパベル、しかしこのキックをデン ソーの守護神木場が見事弾く、しかしそのこぼれ球をパベルが押し込んで札幌は再 び勝ち越す。これで前半を終了。
後半に入っても札幌が有利に試合を進めて迎えた65分、右サイドを突破した浅 沼からのセンタリングに吉原がヘディングシュート、これが決まって3点目。吉原 は実に第3節の対コスモ四日市戦以来のゴールとなりました。デンソーはここで6 9分、高岡を小林に替えて投入。そしてその高岡が77分札幌の守備陣の隙を突い てゴールを決めて意地を見せる。
札幌は76分に金鍾成に替えて河井、79分にオテーロに替えて城島をそれぞれ 投入。そして85分には今度は吉原がチャンスを作り出して、そこからゴール前の 浅沼にパス、浅沼が今日2点目のゴールを決めて4―1。結局これで試合終了。ち なみに警告者はデンソーが柳澤、札幌はいません。
今回は大量4得点の札幌、なにより大きかったのは吉原の活躍。JFL開幕当初 のころに比べて動きに精彩を欠いて不調であったが、この日は3点にからんで、自 身もゴールを挙げてこれまで結果を出せずに辛かった日々を晴らした形となった。 まだまだ19歳で将来ある若手だけにここから飛躍することを期待したい。また、 守備陣も集中力の切れからの2失点はあったものの、全体的に相手のシュートをわ ずか6本に抑えるなどペレイラを欠きながらも結果を出せたのは今後に向けては大 きいでしょう。残り5試合をしっかり勝って来年度につながる試合をすることがこ れからの目標でしょう。
(記事提供:岡本心也さん)


デンソーゴール前での攻防  ヘティングに飛び込むのは吉原宏太選手 (写真提供:金子和代さん)

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